音楽教室・音楽観

クリスマスDAY、ゲストを迎えて無事開催

 12月10日はアリエッタのピアノ教室の生徒の皆さんや友人たち、そしてゲスト演奏を迎えたクリスマスDAYでした。

13:00~キッズ演奏ということで、参加の生徒たちがクリスマスの曲や冬の曲を演奏。

歌やパーカッションとのアンサンブル、連弾やハンドベルもありましたが、初めての生徒もしっかり演奏できました。珍しい楽器として、カリンバや小型テルミンを紹介。普段目にしない楽器も知ってほしいですね。それからクリスマスクイズは勝ち抜き戦で、こちらも盛り上がりました。そして、クリスマスツリーからお菓子やプレゼントを取っていってもらいました。この瞬間が一番楽しそう。

14:00からはゲストDuo Unikekoのコンサート。フィンランドとノルウェーで学んだヴァイオリニスト藤田有希さんとピアニストの安保美希さんが北欧のクリスマス音楽を演奏。素朴美しいノルディックな調べのヴァイオリンの演奏を近くで聴いて、生徒たちや保護者の皆さんもうっとりしていました。

そしてゲストを交えてパーティー。北欧風ケーキサンドイッチ、ノルウェーワッフル、サングリア風ジュース、保護者や大人の生徒にはグロッギ(ホットワイン)など。

その後は大人タイムとして、大人の生徒や友人たちとピアノやギターを。ギターを持ってきた人が2人いましたのでギターの情報交換なども。この場所が様々な出会いの場所となり、友人となっていただけるととても嬉しいです。

クリスマスはいろいろな国の伝統や文化が交り、国によっても慣習が異なりますが、平和を願う気持ちを変わらず持ち続けていきたいですね。

ノルウェーワッフルをその場で焼いてみました。
北欧風「サンドイッチケーキ」

発表会その2「夏のコンサート」

7月30日の子供の部の発表会は「アリエッタ 夏のコンサート」としました。

生徒が順番に弾くという従来の発表会スタイルもいいのですが、発表会初めての生徒をいきなり弾かせるより、場を盛り上げるため、スタッフの友人たちと3人で6手連弾でオープニングスタート。

田邉英利子作曲
ハッピーカーニバル for 6 hands
Ⅰ長谷川薫
Ⅱ竹平智香子
Ⅲ田邉英利子

薫先生の発表会のために私が作曲、6手用にアレンジしました。6手連弾を初めて聴いた生徒は、すごかったーと言っていました。

ソロの部から3名紹介します。今年入会の生徒から中学生まで、12曲が演奏されました。今回、事前に演奏曲へのコメントを書いてもらい、演奏前に司会の薫先生に読んでもらいました。実は、みんな私の想像以上に、ちゃんと曲のことを考えて書いていたので、ビックリしましたし、成長しているんだ~、ととても嬉しかったです。

三善晃:海のゆりかご&久石譲:君をのせてを演奏したMさん

「海のゆりかご」の曲の、左手のフレーズがソで終わり、右手のメロディが同じソで始まるところの弾き分けを、Mさんは最初は苦労していましたが、ちゃんとできるようになりました。本人はこの曲はイルカが泳いでいるイメージとのことでした。自分なりのイメージを持つことはとても大切だと思います。連弾ではディズニーの「ちいさなせかい」のプリモパートを暗譜で演奏しました。

S姉妹は、フラジオレットを使ってピアノを響かせました。

フィンランドの教材から「うちゅう」という曲。妹のCさんは音が鳴らないように鍵盤を押さえると、姉の弾く音がペダルを使っていなくても響き出します。不思議な「うちゅう」の雰囲気が出ました。電子ピアノではできない面白さです。姉のWさんはほかにウェーバーの「人魚のうた」も演奏。とても仲の良い姉妹です。

RNさんは、前から弾きたかったサティの「ジムノペディ 第1番」を演奏。

この曲を始める時、右手のメロディ、左手のベース、そして和音…どういう順番ではっきり聴こえればいいか、質問したら彼はちゃんとわかっていました。ペダルを使って、堂々と演奏しました。

休憩後は連弾の部。

こちらも講師演奏からスタート。

グリーグ:抒情小品集より「妖精の踊り」の6手版(スレッシャー編曲)Ⅰ田邉英利子 Ⅱ長谷川薫 Ⅲ竹平智香子

連弾は、S姉妹プラス私で右手のみの3人3手連弾での「フレール・ジャック」ほか、全部で6曲の演奏でした。

K姉妹で日本の童謡「おうま」。妹のMさんは今年入会したばかりです。

Mさんは他にソロも3曲、両手で覚えるのも早かったです。連弾では姉のRさんがセコンドパートを担当。Rさんですが、ソロではドゥシェックのソナチネを力強く演奏しました。Rさんはいろいろな楽器ができて、すごいな~と思います。

RKさんはビリー・ジョエルの「ピアノ・マン」を連弾で演奏。

今回、一番シブイ曲はこの曲かも。本人が大好きな曲ということです。連弾はとても楽しいと言ってくれて、私も嬉しいです。ソロは田丸信明作曲「はずんだボール」、スタッカートの練習もがんばりました。

今回唯一のSさんの親子連弾。ジブリの「人生はメリーゴーランド」お仕事に育児に忙しいお母様ががんばってくれました。

この曲はテンポが変わる緩急があったり、#など臨時記号も多いですね。そして3拍子のワルツのリズムを合わせるのも難しいです。Sさんも、お母さんが一生懸命練習されている姿を見て、きっと励みになったと思います。Sさんはソロもジブリから、「あの夏へ」。他のレッスン曲より気合が入っていましたね。

そして

♪みんなで作った アリエッタ・キッズメロディー2023発表!

これは子供の生徒8人、1人2小節ずつで16小節の曲を完成させたものです。レッスンでは予め和声を決めていて鳴らし、生徒たちには即興的にメロディーをつけてもらい、繋がってから、強弱やアーティキュレーションをつけてまとめ、伴奏も弾きやすいようにしました。リハーサルの時にみんなに聴かせましたら、「いい!」という声も。本番を聞きに来てくれた友人も、面白いから楽譜がほしいと言ってくれました。自分の教室でもやってみるそうです。

まず、自分の作ったメロディのみ順番に演奏してもらい、あとから智香子先生に伴奏付きで演奏してもらいました。

他の先生からも、タイトルを募集したほうがいいんじゃない?と言われましたので、改めて募ろうと思います。入会まもない生徒もみんな、こういう力があるのです。楽譜通りに弾くことは大切ですが、それ以外の音楽の力もどんどん引き出していけたらと思います。

最後はソロ演奏。

田邉英利子編曲 わらべうた「あんたがたどこさ」
グリーグ 抒情小品集より「トロルハウゲンの婚礼の日」

「あんたがたどこさ」は手毬唄。毬付きは最近の子供はあまりしないと思いますが、最後にスカートの中で毬を留めるのですよね。今考えるとちょっと危険ですが、よくやっていました(笑)。曲のアレンジは、最後に毬を落としてコロコロ転がる表現をしてみました。2回目に成功して終わります。

グリーグの曲は、今回6手連弾と合わせて2曲、大人の部でもギターで演奏されましたが、今年はグリーグ生誕180年でもあり、講師演奏で選びました。そして私が永年勉強している作曲家でもあります。

とにかく、誰も欠けずに生徒たちが参加できたこと、親御さんたちの応援があったこと、スタッフのみなさん、とてもありがたく思います。

発表会後のレッスンで、「本番で間違えちゃった」と言ってきた生徒もいますが、「みんなが一生懸命練習してきたこと、ちゃんと弾けていたことは知ってるから、素敵なホールでみんなの前で最後まで弾けたことが立派なんだよ」と伝えました。それでもみんな満足していたようで、第一声に「楽しかったー!」と笑顔も5割増しだった生徒も。お友達のいろいろな演奏を聴いて、刺激になってくれればいいと思います。

また、聴きに来てくれた他の先生からも言われたのですが、うちの生徒たちは他の人の演奏もしっかり聴いていたし、お行儀もよいとのことでした。

ピアノだけではなく、何事もどこまでも勉強が必要ですが、今回のコンサートを省みて次にまた活かしていきたいと思います。

発表会その1「大人のためのコンサート」

7月30日にピアノ教室の生徒さんを中心としたコンサートを、瀟洒な音楽ホールであるマリーコンツェルトで開催しました。

文字通り「大人のためのコンサート」と、子供の生徒の「アリエッタ 夏のコンサート」の2部制です。

とりあえず大人の会のご報告から。

大人のコンサートは、弾き合い会というコンセプトで友人たちも参加。自己紹介しながらの演奏でした。

1人目はギターで友人のTさん。緊張せずリラックスして演奏できたとのことでした。

グリーグの「ペール・ギュント」より「朝の気分を演奏した友人

2人目もギターでYさん。Yさんは昨年の大人のクリスマス会でも演奏してくれたので、今回もお誘いしました。Yさんのギターの先生は、偶然にも私の母校の出身、つまり先輩で、会場にもいらしてくれました。

ギター教室も同じ練馬区内なのでご縁が嬉しいです。

 

Yさんは演歌を2曲演奏。6月にはギターの発表会があり、私も応援に参りました。

ピアノを始めて4年目のTNさん。ビートルズの「レット・イット・ビー」の上級アレンジ版に挑戦され、立派に演奏されました。

ピアノのTNさんはまったくの初心者から初められ、クラシックからJ-POPまで様々な曲に挑戦、ここまで弾けるようになって素晴らしいと思いました。演奏中の写真を見て、「自分のこんな姿が見られる日がくるなんて」と感激されていました。ギターのYさんとは親友。そのうちギターとピアノのデュオも楽しみにしています。

そして、千葉から参加してくれた友人のTMさん。やはり大人になってからピアノを始められたとのことですが、弾き合い会で年に何度か顔を合わせています。本当にピアノが好きな方で、いつも堂々と演奏しています。

いろいろな演奏会や弾き合い会に出ているTMさん。加古隆「ジブラルタルの風」「パリは燃えているか」を演奏。

そして私と、スタッフとして来てくれている友人2人と、私のソロを演奏しました。

ユニット「美獣会3/4」として私たちスタッフの演奏。
Ⅰかおるん
Ⅱちかこん
Ⅲえりこん

3人6手で演奏したのは、田邉英利子作曲:ハッピーカーニバル

グリーグ:妖精の踊り(6手のための)編曲:スレッシャー

 

田邉英利子編曲「あんたがたどこさ」とグリーグ「トロルハウゲンの婚礼の日」

大人になってから、楽器を始めようとか、昔習っていたことをもう一度挑戦しようとか、思って実際始められることはとても素晴らしいと思います。生徒さんたちには「ホールで人前で弾けることは非日常、私たちも演奏する時は緊張しますが、そういう機会があることは、ありがたいことですよね。一緒に楽しみましょう!」とよく言ってきましたが、出演のみなさん楽しんでいただいたようです。

ピアノ教室の大人の女性の生徒さんたちは皆さん恥ずかしがり屋さんで、今回は聴きにいらしただけでしたが、次回はぜひ演奏してほしいと思っています♪

次に子供の部ですが、まとまりましたら投稿いたします。

アリエッタだより♪Vol.3発行と七夕

今年の4月から不定期で、「アリエッタだより♪」というお知らせを発行、今週Vol.3を生徒さんたちにお渡ししました。足台の必要性、無料のオーケストラのコンサート、楽器店のイベントのお知らせ、そして発表会のこと。

七夕飾りの写真、私が友人と出演したピアノやエレクトーンのデュオコンサートなどの活動報告もしています。

クリスマスツリーは毎年飾っていますが、そういえば七夕は日本(中国伝)のなのに教室では飾ってないなと・・・。友人のピアノ教室で七夕飾りをおいていたのを思い出し、小さい笹ツリー(?)ですがネットで購入。

和紙の短冊には、ピアノだけでなく好きなこと書いていいよ~と生徒たちに言いましたが、割とみんなまじめに

「ピアノがうまくなりますように」「発表会でうまく弾けますように」と書いている生徒が多かったです。

大人の生徒さんたちや、歌のグループの方たちや歌の先生も書いてくれました。

私は「世界平和」と「発表会の成功」。子供の頃、天の川が見えるか、夜中に母と探したことがあり、そんなことも思い出していました。東京の夏は星が見えにくく、よくわかりませんでしたが。

みんなの願いが空に届きますように。

 

好きな曲の楽譜がなくても弾けるように

最近、生徒さんたちの聴音の力がどんどんついてくるのを実感して嬉しくなっています。

ピアノ教室の子供の生徒さんにはソルフェージュの時間があります。ドレミで歌うことや、メロディやハーモニーを聴き分ける聴音の時間です。ドミソ、ドファラ・・・といった和音や、メロディを聴き当てて歌ったり、もう1台のピアノで弾いて応えたりしています(聴奏といいます)。
聴力の発達が目覚ましい幼少期に音感を鍛えることは効果的ですが、実際、小学校に上がってからピアノを習い始めた生徒さんもけっして遅くなく、とても上達しています。

テレビなどで聴いた気に入った曲を、楽譜がなくても弾けるのはとても楽しいことです。耳コピと言われますが、私も小さい頃からそういうことが好きでした。また、楽譜を見てすぐ弾いたり歌ったりできる初見力は譜読の早さにも有利です。ある程度先も読むことができます。私の場合は幼稚園のリトミックの時間に和音聴音のゲームの影響が大きく、和音を当てた人が勝ち残るシステムでほぼ毎回1等となっていました。もちろんピアノの先生もソルフェージュを指導してくださり、今の自分があること、感謝しています。

曲をきれいに弾けるようになってほしいですが、聴く力も音楽力の向上につながり、とても大切です。ドと#ドの間の音程を細かく聴き分けられるような絶対音感は、あれば越したことはないですが、まずはドと#ドの違いが分かるようになってもらえればと思います。

 

 

 

保護者面談週間

先週土曜日から金曜まで、小・中学校の生徒の保護者の方々との面談週間となっています。

教室でのレッスンの状況や目標にしていること、発表会のこと、おうちでの練習、保護者からのご要望など、お一人30分ほど時間をいただいてお話をしています。生徒さんひとりひとり、家庭環境、練習状況は違いますが、改めて保護者の方とお話できて良かったと思いました。以前よりも楽しそうに練習しているとのお声もあり、これからも信頼していただけるように努めていきます。

保護者面談、和やかに実施中です。

 

庭の紫陽花、昨年5年ぶりに咲きましたが今年も蕾が出てきてとても嬉しいです。生徒さんやレンタルご利用者も楽しみにしてくれています。池の金魚ちらっと見えますね。

 

2つのクリスマス会開催!

12月18日は子供の生徒&家族とのクリスマス音楽会、15日は大人のクリスマス会(宴)を開催しました。残念ながらこの時期それぞれお休みの生徒さんもいたのですが、これからも体調には気をつけていかなければと思います。

生徒たちが飾り付けをしてくれたクリスマスツリー

18日のオープニングは、冬をテーマにした私のオリジナル曲。

クリスマス会では冬やキリスト教・クリスマスに関連した曲を中心に選曲しています。

生徒たちはピアノのソロや連弾、ハンドベル、パーカッションなどを演奏の他、カリンバ体験も。今回クリスマス会に初めて参加する生徒たちもいましたが、皆さん一生懸命練習してきていました。とてもいい演奏ができたと思います。

また、データ音源を使ってオーケストラをバックにしたような演奏も聴いてもらいました。

ハンドベルチーム

また、北欧好きの私からはフィンランドのクリスマスソングも紹介。クリスマスツリーを飾る歌なのになぜ暗いメロディーなのか・・・その秘密はお国の自然や文化、人々によるのではないか、日本人の心も近いものがあるのではないか、そんな話もしてみました。

休憩時間にはサングリア風アイスティーなど、ドリンクで休憩、換気を行い、2部は友人&ピアノ指導者でもある薫先生、ちかこ先生との演奏。私は8曲全てをセコンドで演奏で、生徒たちやご家族にはゆっくり聴いてもらいました。

曲は12月の風物詩(?)「くるみ割り人形」のバレエ組曲全8曲と朗読と連弾で。小さいごきょうだいもいたので、くるみ割り人形とは何ぞや、という説明から、ドイツのお土産用の小さいくるみ割り人形を見せて説明しました。

そして、お菓子の世界へヒロインのクララと一緒に訪れる気分で、その曲にあったお菓子を曲ごとに配りました。

  1. 小序曲
  2. 行進曲
  3. 金平糖の踊り(ドラジェの踊り)→ドラジェ
  4. ロシアの踊り(トレパック)→大麦糖のねじり飴のことなのでキャンディケイン、これはクリスマスツリーに飾っており、子供たちにそこから取ってもらいました。

    ツリーに飾られたキャンディケイン

  5. アラビアの踊り(コーヒーの踊り)→コーヒー味の飴とチョコ
  6. 中国の踊り(お茶の踊り)→お茶の飴
  7. 葦笛の踊り(ミルリトンの踊り)→アーモンドのお菓子のことなのでアーモンドクッキー
  8. 花のワルツ→食べられるお花、エディブルフラワー!

 

くるみ割り人形組曲に因んだお菓子

全8曲の演奏は長かったかもしれませんが、クララの体験した不思議な世界を飽きずに楽しんでもらえたようです。

そしてプレゼントもいろいろ、クリスマスツリーの下に積まれています。これから少しでも世の中がよくなり、来年も皆さんと楽しく音楽とともにありますように願っています。

さて、それから22日は大人のクリスマス会を開催。こちらは少人数の忘年会のような感じで、北欧伝統のスパイスの効いたクリスマスハムやノルウェーワッフル(ノルウェーのヤギのチーズと共に)を焼いたり、グロッギ(グリューワイン)を楽しむ大人の会でした。レッスンでの曲の演奏や、ギターも持参されての弾き歌いなど、普段見られない生徒さんたちの様子も見られました! ピアノは何歳からでも始められますが、会社を退職されてから初めてピアノを習おうと思ったことだけでも、すごいことだと思います。年齢に関係なく、人生を楽しむお手伝いができれば私も嬉しいです。
大勢で安心して飲食ができるようになりましたら、子供のクリスマス会でもまたご馳走を出したいですね。

北欧のクリスマスハム。ライ麦パンと一緒に。

グロッギ(ホットワイン)

 

 

クリスマス会の準備

クリスマス音楽会の準備でこのところ、いろいろな買い出しをしております。

生徒たちには、レッスンのあとに少しずつクリスマスツリーの飾りつけをやってもらっていましたが、

先日のハンドベル合同練習会で、ついに完成しました。

今日はこれから町会のクリスマスイベントに呼ばれ、演奏してまいります!

楽しんでもらえるようにがんばります。

 

 

しもねり・かわら版音楽コラム追記「共感覚ってご存じですか?」

練馬区北町のフリーペーパー「しもねり・かわら版第14号が11月15日に発行されました。今回も音楽コラムを書かせていただきました。ローカル情報も楽しみで、編集の皆さんのご尽力に感謝しています。

タイトルは「共感覚ってご存じですか?」で、音を聴くと色が見える、というお話です。

かわら版コラムは字数制限があるのですがもう少し書きたくなりましたので、こちらで詳しく書いてみたいと思います。

私は10年ほど前まで共感覚というものを全く知りませんでした。

知ったきっかけはNHKのテレビ番組でした。最初はちゃんと見ていなかったのですが「あれ?こんなことにわざわざ共感覚なんて名前がついているの!?」と驚きました。

「黄色い声をあげる」など音を色で表現するように、異なる感覚が連動するという共感覚は誰もが持っているとのことです。ただ、共感覚には様々なものがあり、変わっているケースではある音を聴くと四角い何かを掴むような感覚がするとか、感覚が強すぎて苦しんでいる人もいるなど、複雑なものだということを知りました。

 

私の場合ですが・・・

*文字(ひらがな・カタカナ・アルファベット)・数字に色が決っている。

例:色を表す漢字はそのまま、黒=黒、赤=赤、こういうケースは多いのではないでしょうか。

色と無関係な漢字でも、何かしらの色があります。朝=赤・水色 早=水色 時=黄緑 宇宙=紺色・銀などなど

例:アルファベットのLはレモン色、R=は透明なリンゴジュースの色なので、物のイニシャルと関係しているのかもし  れないのですが、綴りを知る前から決まっていたような気がします。

例:数字は覚える時に色とセットなので便利な時がありますが、2と7が同じ緑なので、データなどの数字を思い出す時、「緑だったけど2か7か」なんて迷うことがあります。

*楽器の音(単音・和音)に色がある。

例:ド=赤 ミ=緑 ソ=青系 でドミソの和音はそれらが絵具のように混ざって別の色になるのではなく、モザイクのようになっています。

実はお世話になった方々に出したヤマハの退職通知ハガキに、音楽の調性(ハ長調など)を色で表したものを作りました。実際自分で絵具を使って描いてみたのは初めてでした。何人かの人たちからは、調によって自分と同じだったり違ったりして面白がられました。あの頃は「共感覚」なんて言葉は知りませんでしたが、ただ幼少の頃から感じていた色を表わしてみたいと思っただけでした。

私が昔から感じていた西洋音楽の基本となる24調を表わしたものです。

※実はこの調性の色、新たにパステルを使って別途制作中です。

また、番組の中で出演者が数字を並べて書いているのを見てなんだろうと思いましたが、あ!これは私の頭の中と同じ感じかも!こんなことも共感覚の一種なの!?と再度衝撃を受けました。

私の数字の世界と四季

ちょっと雑な図でスミマセン。

私の場合はこんな感じ。立体的に数字が並んでいて、決まったところでカーブして繋がっています。出演者が書いた図がどこでカーブしていたかは忘れましたが、・・・ついでに四季もどうなのだろうと色も一緒に書いてみました。四季の色は春=ピンク、秋=オレンジ色・茶色など、冬=水色・白、などは多くの人と同じかもしれません。でも夏は私は濃い赤や濃いオレンジなのですが、緑という人もいて、ああ違うなーと思ってしまいます。四季のサイクルを自分が移動している感じです。

家族に訊いてみたら、こういう数字の世界はないと言います。では数字を思い浮かべる時、どう浮かんでいるの?自分は一年のどこにいるの?と逆に不思議です。

だんだん音楽とは関係なくなってしまいましたが、幼稚園のリトミックで先生のピアノによる和音を必ず当てていたのも、色のおかげもあったのかもしれません。

 

 

 

 

「しもねり・かわら版」での音楽コラム執筆中

地元練馬北町のフリーペーパー「しもねり・かわら版」第13号が発行されました。私も音楽に関する連載コラムを書かせていただいております。今回は時代劇の音楽についてです。私が普段疑問に思っていることで、掘り下げると長い話になりそうでしたが、字数制限を守ってなんとかまとめました♪
かわら版のメインの記事は北町児童館について。私も小学生の頃よく遊びにいきました。それからもう一つの連載コラムを書いている北町出身の占い師盡田モリノスさんと先日初めてお会いしました。コラムの似顔絵を見て女性だと思っていたのに男性と知ってびっくり!1歳年下だったので、小学校で5年間は一緒だったはずでした~。幅広く活躍されている方でますます興味津々です!
かわら版はアリエッタ受付にもたくさん置いてありますのでご来館お待ちしています。