毎月第一火曜日の音楽カフェ(はじめてのクラシック)第52回、テーマはエリック・サティとフランス6人組と呼ばれる仲間たちで、今コンタクトレンズのCMで流れている曲やその他の有名曲から、嫌がらせを意味する《ヴェクサシオン》、家具の音楽、フランス6人組まで紹介。ヴェクサシオンは1ページの楽譜を840回繰り返す曲、完全演奏は18時間かかるのでさすがにできませんが、この曲の存在に皆さん驚かれていました。そして友人の長谷川薫さんが助っ人で参加、ピアノ曲「子供のたわいないお話」の語りをしてくれました。多くの音楽家・芸術家がパリ、モンマルトルに集結したベル・エポック、私も大好きな時代です。私も実際にモンマルトルのサティのアパルトマンも見てきました。サティがその後住んだアルクイユにはまだ行ったことがなく、いつかまたサティ詣でをしたいと思います。
私の学生時代に流行したエリック・サティですが、当時と少し聴き方が違っている自分に気づきました。奇抜でおしゃれだけでなく、孤独の部分が以前にも増して心に沁みます。サティの魅力は1回では語りつくせないので、そのうちまた企画するつもりです。