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しもねりかわら版第9号のコラムをどうぞ。

6月、コロナ禍で音楽カフェはお休みしておりますが、個人レッスンは通常通り行っておりました。
また、合唱グループのレンタルのご利用は7月より2グループ再開されます。
今日は、ピアノの体験レッスンの予約が入りました。
大人の方でピアノを再開する方は多いですね。楽しんで参加していただきたいです。
この夏は新しい合唱グループのご利用、発表会でのご利用もありますが、引き続き感染対策をしてまいります。
さて、練馬北町のフリーペーパー「しもねり・かわら版」第9号が発行されました。
その中で「北町に音楽のかおりをお届けします♪」というコーナーを連載させていただいております。
今回2回目ですがテーマは「クラシックと似てる曲、発見!」、コラムでは2曲挙げさせてもらいましたが、他にもたくさんあります。例えば、こちらのピアノのレッスンでも遭遇します。シューマンの「楽しき農夫」のレッスンの時、「ほら、ここのところが ポニョに似てない?」と弾いてみたり・・・。
かわら版はボランティアのメンバ―のみなさんの地元愛が詰まっています。私も永年住んでいる北町ですが、まだまだ知らないこともあります!
当ミュージックギャラリーアリエッタにも十数部届いていますので、お近くの方はご連絡ください。

5周年記念オルゴール♪

6月5日は当会場の5周年記念でした。以前は計画していたパーティーも、コロナ禍が続き諦めておりましたが、午前中のレッスンを終えると、友人から日付入りのプレートがついたオルゴールが届いていました!すごいサプライズ!曲は♪タケカワユキヒデ作曲の銀河鉄道999!知り合ったきっかけは999でしたので~。特注してくださったのですね、ありがとうございました!
昨年度は4月5月はほとんど休業(オンラインレッスンは少し実施しましたが)でしたが、昨年度よりも今年度の方が延べ来場人数や稼働日数が多かったです。ただし、10人以上の集まりはありませんでした。5年間では延べ2,131名の方がご来場。感謝の気持ちでいっぱいです。サントリーホールの1日にも及びません(笑)が、これからも音楽やHappyなことを届けられる場所でありたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

「しもねりかわら版」で執筆スタートしました

練馬北町のフリーペーパー「しもねりかわら版」第8号(季刊)は装い新たにこの春発行されました。地元のボランティアの皆さんが丹精込めて制作されています。その中で新連載の「北町に音楽のかおりをお届けします♪」というコーナーを担当させていただくことになりました。第1回目は、春の歌に「想いを」というタイトルになりました。

音楽は、その季節を思い出させてくれるものでもありますね。かわら版は北町のいろいろなお店に置いてあるようです。似顔絵を描いてくれたのも、北町にお住まいの方だそうです。このウェブサイトの写真を見ていただいたようですが、すごい特技です!スピリチュアルなコーナーも新連載で興味深いです。他にも気になる情報が満載でした。私も0歳から住んでいる北町がもっと元気になれるお手伝いができれば嬉しいです。スタッフの皆様にも感謝申し上げます。

子供の頃のレッスンの記憶

先日、子供の頃に音楽で鳥肌が立ったことを書いたブログ(昨年7月)を読んだ方から、よく覚えているねと言われました。感動で鳥肌が立つとは、最近よく聞くフレーズで言うと、電気が走ったということでしょうか?ビビビはもう古いでしょうか?

特に子供の生徒さんをレッスンしている時、自分の子供の頃のレッスンをよく思い出します。どういう風に先生の指導があって、その時その年齢で自分がどう感じたのか、何を理解できて、何が難しかったのか。時代が違うので、今のお子さんたちの感覚とはだいぶ違うと思います。できることも当然個人差があります。でも、当時の自分の感覚を忘れずに指導に活かすことは大事ではないかと思っています。

一方、大人の生徒さんたちのレッスンは少し違います。他の教室から移られた方も(子供の生徒さんも含めて)いらっしゃいますが、大人になって初めてピアノを始めた方もこれまで何人かいらっしゃいました。逆にその感覚は自分にはないので難しいところもあります。ただ、大人の生徒さんたちには音楽教育をするというより、音楽を楽しむお手伝いとして、人生がより豊かになるようにその生徒さんにとって必要なことを一緒に探る、という気持ちで接しています。何より、年齢に関係なくピアノを始めよう!と思われたことを心から敬います。最高年齢では85歳で始めた方もいらっしゃいました。85歳でもできることはたくさんあり、弾けなかった曲が弾けるようになることは本当に素晴らしいと思いました。そしてそれを人前で立派に演奏されていました!

教室は20畳ほどあるのでレンタルスペースとしても運用していますが、大人の方たちのコーラスが2団体、毎週ご利用いただいています。コロナ禍なので少人数で、感染対策もしていますが、今朝も皆さんお元気にいらっしゃいました。最近は、音楽はおうちで一人でも楽しめるねと、楽器を始める人も増えているようですね。自分自身も母校の尊敬するピアニストの先生にレッスンを受け、今も勉強しています。レッスンに通う時も、子供の頃妹を連れて遠くまでレッスンに通っていたことをよく思い出しています。時代は移ろいますが、変わるもの、変わらないものがあるのだなと思います。

 

おひなさまの歌は家族行事

3月3日の桃の節句。アリエッタには2つのお雛様があります。

3階にある妹のお雛様。男雛の方が妹に似てると言われていました(笑)。

2階には姪のお雛様。

コロナでお休みしている「パステル和アート」や「音楽カフェ」の時に、これまで来場者の方も見てくださっていましたが、今年はひっそりと。4日、早速午前中に仕舞おうと、非毛氈をパタパタやっていましたら、ご近所の方に「あら~、お雛様見たかった」と言われましたが、この時期難しくなりました。来年、気兼ねなく見に来ていただきたいです。

3日の夜、初めて挑んだ茶巾寿司は失敗に終わり、仕方なく包む形となりましたが、蛤のお吸い物と共にいただきました。子供の頃、行事の時は母を筆頭に大きな声で家族で歌っていたので、「たのしいひなまつり」を歌うのも恒例です(笑)。

 

箸置きは、毎年活け花の桃の枝を切って使っています。お雛様を毎年飾っていますが、母や祖母のことを想い、感謝しています。

緊急事態宣言を受けて

第1火曜日、第2水曜日に定期的に開催している音楽カフェですが、1月は第1火曜日の「はじめてのクラシック」のみ実施しました。コロナ禍の緊急事態宣言を受け、1月の第2水曜日から、3月までお休みすることにいたしました。1月は「フランス印象派の音楽」をテーマにドビュッシーなど演奏。日本の浮世絵などから影響を受けたジャポニズムの話も興味を持ってくれました。フランスの老舗のお菓子とともに楽しんでもらえたようです。2月も本来は今日が第1火曜で開催する予定だったので、当日会ったご近所のいつもの参加者の方から「今日は無くてつまんないわねえ、早く(世の中のコロナ)が良くならないとねえ」と言われてしまいました。5月はGWなので、ゲストを呼んで、いつもよりパワーアップした音楽カフェを開催したいのですが、どこまで安全にできるか悩み中です。★個人レッスンは継続しており、ご希望によってオンラインレッスンも可能です。

かっこわるい?ベートーヴェン…

毎月第1火曜日の、クラシック初心者向けの音楽カフェ、第53回無事終了しました。テーマは今年生誕250年で賑わっているベートーヴェン。一度ベートーヴェンの回は実施したので今回は少し違う方面から。宮沢賢治がベートーヴェン好きだったことや、谷川俊太郎のちょっとおもしろ切ない「ベートーベン」という詩をもとに、キャラクターを解説。

「かっこわるかった」というフレーズが何度もでてきますが、最後に

「かっこよすぎる カラヤン!」で終わります。

そして、ベートーヴェンが指揮した第九(交響曲第9番)の初演の時の様子をある本をもとに朗読しました。第4楽章が終わり、割れんばかりの拍手が沸いたが、指揮者には聞こえていなかった~というくだりです。朗読は得意なほうと自負していますが、翻訳物で劇的な文章だったので、その歴史的瞬間をつい身振りをしながら熱演してしまい、泣きそうになり声がうわずってしまいました。。。そして今回のお菓子はベートーヴェンが好きだったフルーツコンポートなど、そちらも喜んでもらえました。

歌の音楽カフェは無料

毎月第2水曜日の無料の音楽カフェ、先週は第52回目でした。
皆さん集まると、
「〇〇さんは前回休んで残念だったわね、楽しかったのにー。アレ歌ったのよ~」という声が聞こえると、ますます頑張らないと、と思います!
簡単な曲をドレミで歌い、ハンドベルでアンサンブルにも挑戦しています。
米山正夫作詞作曲の「山小舎の灯」は、歌いながら打楽器使い、合いの手を入れました。イギリス民謡の「思い出(ロング・ロング・アゴー)」は、日本語の訳詞がたくさんあるのですが、そのうち3種類をそれぞれ歌ってみました。有名なメロディですが「♪よーくたずーねてくーれたね よーくまあ ねーえきみー」なんて訳詞もあるんですよ。
原曲もどんな内容かを紹介、やはり愛の歌なんですね。

動画再生回数1600回超え

当会場でのトークと演奏(私も出演)がyoutubeにアップされました。
コロナ禍での東京都によるアーティスト支援企画「アートにエールを!」に友人に誘われ、4人で応募し、審査に運よく通りまして、7月に無事アップされていたのですが、一日で約250回再生されたようです。久しぶりにチェックしてみましたらトータル1600回を超えていました。
密を作らない動画が条件でしたので、別々に撮影。内容はノルウェーの作曲家グリーグについてです。私達は日本グリーグ協会という、グリーグの音楽を日本で啓蒙活動している協会の会員と友人で、私は最初の2分程度でトークと演奏を担当しています。グリーグという作曲家を少しでも身近に感じていただけたら嬉しい、という思いでみんなで内容を考えました。
ちなみにアリエッタのピアノ教室の大人の生徒さんからの感想の一部、「アーティストの皆さんの音楽に対する真摯な姿勢に打たれました。グリーグのちょっと不思議な音楽の入り口にぴったりな動画と思いました。」とのことでした!

人生初の感動の鳥肌は小学校2年の時

レッスンで子供たちに大人気のベートーヴェンの《エリーゼのために》を聴く度に思い出すのですが、自分にとって音楽で初めて鳥肌が立ったのが、この曲を聴いてでした。

小学校2年の時にこの曲をやることになり、最初に先生がお手本で弾いて下さいました。私はピアノの鍵盤の高音の方に立って聴いていましたが、後半の盛り上がり、Edim7/Aからクレッシェンドしていく所からガンガン鳥肌が立って、ペダルの響きで音量も上がってきました。当時家ではアップライトピアノでしたが、先生のグランドピアノの迫力は小さかった私にとってハンパなかったです(笑)。私は聴きながら前後にゆらゆらと揺れてしまうほど、衝撃を受けました。あの時の感動は今も忘れられません。

また、以前レッスンで《エリーゼのために》を頑張っていたRちゃんは、右手と左手が正しいリズムで合わせられないところがあったのですが、努力してできるようになった時は、私の方も飛び上がるほど嬉しかったです。

最初はできなくても、練習してできるようになった時に急に簡単に感じて、「何でこんな簡単なことができなかったんだろう」って思ったこと、先生も子供の頃にいっぱいあったよ、と時々言うことがあるのですが、頑張って成し得たことを生徒さんには誇りに思ってほしいです。

この《エリーゼのために》は実はバガテルとして書かれたのですが、バガテルとは、大したことないもの、つまらないものというような意味。でも全然そんなことない、古今東西多くの子供たちの心を掴んでいる珠玉の名曲です。

 

庭のアガパンサスが満開です