ブログ

保護者面談週間

先週土曜日から金曜まで、小・中学校の生徒の保護者の方々との面談週間となっています。

教室でのレッスンの状況や目標にしていること、発表会のこと、おうちでの練習、保護者からのご要望など、お一人30分ほど時間をいただいてお話をしています。生徒さんひとりひとり、家庭環境、練習状況は違いますが、改めて保護者の方とお話できて良かったと思いました。以前よりも楽しそうに練習しているとのお声もあり、これからも信頼していただけるように努めていきます。

保護者面談、和やかに実施中です。

 

庭の紫陽花、昨年5年ぶりに咲きましたが今年も蕾が出てきてとても嬉しいです。生徒さんやレンタルご利用者も楽しみにしてくれています。池の金魚ちらっと見えますね。

 

音楽コラム、今回は楽器を使わない音楽?

練馬区北町のフリーペーパー、しもねり・かわら版。

第15号が発行されました。今回も音楽コラムを書かせていただいておりますが、

タイトルは「演奏しなくても音楽になる?」

20世紀の音楽で最も有名な曲についてです。バックナンバーもありますので、これまでのコラムをご覧でない方はぜひお読みください。

https://shimoneri.com/backnumber/

地元のボランティアの方々によって丁寧に作られているかわら版、いつも工夫されているなと思います。

アリエッタもその名の通り、小さいサロンではありますが、地元の方々のお役に立てれば嬉しいです。

 

 

ピアノパーティ復活・新入会生徒歓迎ほか

あっという間に3月となりました。

今年の1月には演奏だけでなく飲食もできる場として、演奏者の集まり&パーティでご利用いただきました。

グラスやお茶・コーヒーはオプションでこちらで用意いたしました。弾き合い会後、ワインなどを楽しまれ、皆様ご満足いただけたようです。コロナ禍でしばらく飲食を伴うレンタルはほとんどありませんでしたが、これからも感染対策をしながら演奏も食事も楽しめる時間を提供できたらと思います。

この2か月は、ミーティングのご利用や、コンクール前の練習、他のピアノ教室の先生が発表会のリハーサルにもご利用くださいました。また、ピアノだけでなくヴァイオリン、コントラバス、トロンボーン、声楽など様々な楽器の練習に使っていただいています。

2月中旬からは毎年雛人形を飾っており、特にご近所の歌のグループの方々が喜んで見てくださっていました。

歌のグループは今年3団体が定期的にレンタルされていますが、メンバーも増えています。

妹のお雛様なのですが、このような男雛、女雛のみがケースにあるのは珍しいようです。

ピアノの生徒たちも興味深々で眺めていました。

レッスンの曲を選ぶ時にも季節感をある程度考慮しますが、四季からいろいろな感性が育まれればいいなと思っています。そして、今日から生徒たちに配布しましたが、「アリエッタだより」を発行。教室のニュースや音楽情報を時々届けていきたいと思います。昨年のクリスマス会の報告や、夏の発表会のお知らせ、お薦めの音楽番組などを掲載しました。

今年、2名が新入会となりましたが、音楽を幅広く紹介していきたいですし、どんどん興味を持ってほしいです。

2つのクリスマス会開催!

12月18日は子供の生徒&家族とのクリスマス音楽会、15日は大人のクリスマス会(宴)を開催しました。残念ながらこの時期それぞれお休みの生徒さんもいたのですが、これからも体調には気をつけていかなければと思います。

生徒たちが飾り付けをしてくれたクリスマスツリー

18日のオープニングは、冬をテーマにした私のオリジナル曲。

クリスマス会では冬やキリスト教・クリスマスに関連した曲を中心に選曲しています。

生徒たちはピアノのソロや連弾、ハンドベル、パーカッションなどを演奏の他、カリンバ体験も。今回クリスマス会に初めて参加する生徒たちもいましたが、皆さん一生懸命練習してきていました。とてもいい演奏ができたと思います。

また、データ音源を使ってオーケストラをバックにしたような演奏も聴いてもらいました。

ハンドベルチーム

また、北欧好きの私からはフィンランドのクリスマスソングも紹介。クリスマスツリーを飾る歌なのになぜ暗いメロディーなのか・・・その秘密はお国の自然や文化、人々によるのではないか、日本人の心も近いものがあるのではないか、そんな話もしてみました。

休憩時間にはサングリア風アイスティーなど、ドリンクで休憩、換気を行い、2部は友人&ピアノ指導者でもある薫先生、ちかこ先生との演奏。私は8曲全てをセコンドで演奏で、生徒たちやご家族にはゆっくり聴いてもらいました。

曲は12月の風物詩(?)「くるみ割り人形」のバレエ組曲全8曲と朗読と連弾で。小さいごきょうだいもいたので、くるみ割り人形とは何ぞや、という説明から、ドイツのお土産用の小さいくるみ割り人形を見せて説明しました。

そして、お菓子の世界へヒロインのクララと一緒に訪れる気分で、その曲にあったお菓子を曲ごとに配りました。

  1. 小序曲
  2. 行進曲
  3. 金平糖の踊り(ドラジェの踊り)→ドラジェ
  4. ロシアの踊り(トレパック)→大麦糖のねじり飴のことなのでキャンディケイン、これはクリスマスツリーに飾っており、子供たちにそこから取ってもらいました。

    ツリーに飾られたキャンディケイン

  5. アラビアの踊り(コーヒーの踊り)→コーヒー味の飴とチョコ
  6. 中国の踊り(お茶の踊り)→お茶の飴
  7. 葦笛の踊り(ミルリトンの踊り)→アーモンドのお菓子のことなのでアーモンドクッキー
  8. 花のワルツ→食べられるお花、エディブルフラワー!

 

くるみ割り人形組曲に因んだお菓子

全8曲の演奏は長かったかもしれませんが、クララの体験した不思議な世界を飽きずに楽しんでもらえたようです。

そしてプレゼントもいろいろ、クリスマスツリーの下に積まれています。これから少しでも世の中がよくなり、来年も皆さんと楽しく音楽とともにありますように願っています。

さて、それから22日は大人のクリスマス会を開催。こちらは少人数の忘年会のような感じで、北欧伝統のスパイスの効いたクリスマスハムやノルウェーワッフル(ノルウェーのヤギのチーズと共に)を焼いたり、グロッギ(グリューワイン)を楽しむ大人の会でした。レッスンでの曲の演奏や、ギターも持参されての弾き歌いなど、普段見られない生徒さんたちの様子も見られました! ピアノは何歳からでも始められますが、会社を退職されてから初めてピアノを習おうと思ったことだけでも、すごいことだと思います。年齢に関係なく、人生を楽しむお手伝いができれば私も嬉しいです。
大勢で安心して飲食ができるようになりましたら、子供のクリスマス会でもまたご馳走を出したいですね。

北欧のクリスマスハム。ライ麦パンと一緒に。

グロッギ(ホットワイン)

 

 

地元で親子向けクリスマスコンサート

練馬・北町二丁目町会会館で親子向けのクリスマスコンサートを承りました。

社会福祉法人・かるがも親子の家・北町主催です。スタッフの皆さんが心をこめて準備してくださっている様子を見て、若いママたちや子どもたちもいつも安心してここに通われているのだな~と思いました。

備品はキーボード、歌はコロナ禍なので無し、単調にならないように民俗楽器も使ってみました。

まずは伝統的な讃美歌をキーボードのオルガンの音色で荘厳に・・・

ジャズ調のクリスマスソングをピアノの音色に変えて・・・パーカッションも配り、二手に分かれて決まったリズムの打ち合い。思った以上にみなさん正しいリズムを打ち合えてびっくりでした!

そして、北欧音楽を勉強している私としては、ただのクリスマスソングの演奏だけよりも、誰も聴いたことないものをと思い、フィンランドの伝承のクリスマスソングを、今度はチェンバロの音色で演奏・・・

この曲、楽しいはずのクリスマスの歌なのに、フィンランドではなぜこんなに暗い曲なのか、日本の童謡も例に出してトークしてみました。

そして、フィンランドの民俗楽器カンテレの絵を見てもらったり、小さな弦楽器カリンバで、別のフィンランドのクリスマス伝承曲を演奏。さらにカリンバを演奏してみたいママに「きらきらぼし」を挑戦してくれましたがこれも見事に演奏されました!

カリンバでフィンランドの「父なる神さま、おまもりください」を演奏

そしてママたちが喜びそうな曲も演奏。「子供がリズムを感じて跳ねていた」「ゆっくり音楽を聴けて幸せ」

「子供が音楽にしっかり聴き入っていた」など感想を後からスタッフさんから伺い、私も嬉しく思いました。

最後にジングルベルをオーケストラデータと一緒に演奏しているとサンタさん、クリスマスツリー、ミセスクロース(?)が登場!こどもたちのプレゼントを配って、颯爽と帰っていきました。

その後はママたちとおしゃべりして、私と同じ幼稚園だということがわかったり、カリンバにトライしてもらったりしました。普段子育てを頑張っているママさんたちにも楽しんでいただけたなら私も本当に嬉しいです。一人で子育てで悩んでいるママも、こちらに参加できれば仲間がたくさんできますね。準備にご尽力くださった、かるがも親子の家のスタッフの皆様にも改めて感謝です。

社会福祉法人 かるがも親子の家のサイトはこちらです。

http://www.daikazoku.sakura.ne.jp/kitamachi.html

しもねり・かわら版音楽コラム追記「共感覚ってご存じですか?」

練馬区北町のフリーペーパー「しもねり・かわら版第14号が11月15日に発行されました。今回も音楽コラムを書かせていただきました。ローカル情報も楽しみで、編集の皆さんのご尽力に感謝しています。

タイトルは「共感覚ってご存じですか?」で、音を聴くと色が見える、というお話です。

かわら版コラムは字数制限があるのですがもう少し書きたくなりましたので、こちらで詳しく書いてみたいと思います。

私は10年ほど前まで共感覚というものを全く知りませんでした。

知ったきっかけはNHKのテレビ番組でした。最初はちゃんと見ていなかったのですが「あれ?こんなことにわざわざ共感覚なんて名前がついているの!?」と驚きました。

「黄色い声をあげる」など音を色で表現するように、異なる感覚が連動するという共感覚は誰もが持っているとのことです。ただ、共感覚には様々なものがあり、変わっているケースではある音を聴くと四角い何かを掴むような感覚がするとか、感覚が強すぎて苦しんでいる人もいるなど、複雑なものだということを知りました。

 

私の場合ですが・・・

*文字(ひらがな・カタカナ・アルファベット)・数字に色が決っている。

例:色を表す漢字はそのまま、黒=黒、赤=赤、こういうケースは多いのではないでしょうか。

色と無関係な漢字でも、何かしらの色があります。朝=赤・水色 早=水色 時=黄緑 宇宙=紺色・銀などなど

例:アルファベットのLはレモン色、R=は透明なリンゴジュースの色なので、物のイニシャルと関係しているのかもし  れないのですが、綴りを知る前から決まっていたような気がします。

例:数字は覚える時に色とセットなので便利な時がありますが、2と7が同じ緑なので、データなどの数字を思い出す時、「緑だったけど2か7か」なんて迷うことがあります。

*楽器の音(単音・和音)に色がある。

例:ド=赤 ミ=緑 ソ=青系 でドミソの和音はそれらが絵具のように混ざって別の色になるのではなく、モザイクのようになっています。

実はお世話になった方々に出したヤマハの退職通知ハガキに、音楽の調性(ハ長調など)を色で表したものを作りました。実際自分で絵具を使って描いてみたのは初めてでした。何人かの人たちからは、調によって自分と同じだったり違ったりして面白がられました。あの頃は「共感覚」なんて言葉は知りませんでしたが、ただ幼少の頃から感じていた色を表わしてみたいと思っただけでした。

私が昔から感じていた西洋音楽の基本となる24調を表わしたものです。

※実はこの調性の色、新たにパステルを使って別途制作中です。

また、番組の中で出演者が数字を並べて書いているのを見てなんだろうと思いましたが、あ!これは私の頭の中と同じ感じかも!こんなことも共感覚の一種なの!?と再度衝撃を受けました。

私の数字の世界と四季

ちょっと雑な図でスミマセン。

私の場合はこんな感じ。立体的に数字が並んでいて、決まったところでカーブして繋がっています。出演者が書いた図がどこでカーブしていたかは忘れましたが、・・・ついでに四季もどうなのだろうと色も一緒に書いてみました。四季の色は春=ピンク、秋=オレンジ色・茶色など、冬=水色・白、などは多くの人と同じかもしれません。でも夏は私は濃い赤や濃いオレンジなのですが、緑という人もいて、ああ違うなーと思ってしまいます。四季のサイクルを自分が移動している感じです。

家族に訊いてみたら、こういう数字の世界はないと言います。では数字を思い浮かべる時、どう浮かんでいるの?自分は一年のどこにいるの?と逆に不思議です。

だんだん音楽とは関係なくなってしまいましたが、幼稚園のリトミックで先生のピアノによる和音を必ず当てていたのも、色のおかげもあったのかもしれません。

 

 

 

 

ムジカノーヴァのアーティストさん来訪

音楽雑誌「ムジカノーヴァ」の表紙絵を制作されているテツジ山下さんがミュージックギャラリーアリエッタを訪問してくださいました。
音楽もお好きな方で、楽しくお話しさせていただきました。緻密で幻想的な切り絵はペーパーキルトというのですね。ムジカノーヴァは私も以前ノルウェーの音楽に関して記事を書かせていただいたことがありました。生徒さんのレッスや自分の勉強に役立てるように購読しております。最近の  表紙は、色使いがとても素敵だなと思っておりました。また、私が時々伺っている銀座の画廊、枝香庵さんをよくご存じで、ご縁を感じました。
10月16日~11日は江戸川橋のGallery Fieldで作品展があるそうです。ご興味のある方ぜひいらしてみてください♪

「しもねり・かわら版」での音楽コラム執筆中

地元練馬北町のフリーペーパー「しもねり・かわら版」第13号が発行されました。私も音楽に関する連載コラムを書かせていただいております。今回は時代劇の音楽についてです。私が普段疑問に思っていることで、掘り下げると長い話になりそうでしたが、字数制限を守ってなんとかまとめました♪
かわら版のメインの記事は北町児童館について。私も小学生の頃よく遊びにいきました。それからもう一つの連載コラムを書いている北町出身の占い師盡田モリノスさんと先日初めてお会いしました。コラムの似顔絵を見て女性だと思っていたのに男性と知ってびっくり!1歳年下だったので、小学校で5年間は一緒だったはずでした~。幅広く活躍されている方でますます興味津々です!
かわら版はアリエッタ受付にもたくさん置いてありますのでご来館お待ちしています。

第2水曜日の無料音楽カフェ

毎月第2水曜日、音楽カフェとして歌やハンドベル、体を使ったリズム遊びなどをご近所の高齢者対象に行ってきました。もちろんその後のお茶やおしゃべりも皆さんと一緒に楽しく過ごしています。

コロナで毎月の開催はできませんでしたが、久しぶりに6月に行いました。第55回となります。

7月も行うはずでしたが、大雨と感染者数急増で、急遽お休みにしました。カートを押してこられる方も何名かおり、雨の日は危険になってしまいます。

6月の季節の歌は「かえるのうた」と「ほたるこい」

実はこの曲、一緒に歌うこともできるのです。前日に気づいて慌てて楽譜を作り直ししました(笑)。

さらに輪唱にすればどんどんハーモニーが生まれます。つられないように歌ったり、ハンドベルにも挑戦してもらいました。

かえるのうた×ほたるこい(同じ音からスタートすれば歌えます)

それから私の初めての演歌風作品を歌ってもらおうと、少しずつ練習。

みなさん結構気に入ってくれています。

 

この日のお茶菓子はご近所の老舗より。練り菓子は薔薇、紫陽花、青梅(写ってませんが菖蒲も)。そしてお抹茶を点て、喜んでもらえました。

8月は無事開催できることを願っています。

(第一火曜日の音楽カフェは当分お休みです)

 

6周年となりました

両親の遺した家のレッスン室を拡張し、ご近所の方にも使ってもらえるようにリノベーションしてから、6月5日で6周年となりました。早いものです。コロナ禍もありましたが、ご来館延べ人数やイベント(レッスン含む)数も昨年より増えました。

当日は朝から友人よりお祝いメールをいただいたりしましたが、日曜日でしたしコロナ禍でなかったらお祝いパーティを開きたかったです。ご近所の方も何故か覚えていてくれてカーネーションを持ってくれました。

これまでのアリエッタの「音楽カフェ」などのイベントで、挨拶程度のお付き合いだったご近所の親世代の方々との交流がとても深まり、お茶や音楽、おしゃべりを楽しんだりすることができましたが、これは両親の代わりに得たものだったのだと思います。

ホールについて「多目的は無目的」と言った演奏家がいましたが、その意味もわかります。

確かに多くのホールは専門性があります。

音楽専門ホール・その中でもクラシック音楽専門ホール・オペラ・バレエが可能なホール・プロ演奏家専門としてアマチュア演奏家や子供の発表会は利用できないホール・劇場・イベントホール・パーティー会場・・・

コンセプトが明確でそのために設計されていればホールとしての機能は充実し、使いやすい優れているホールとなるでしょう。が、地域で多目的に使える小さなスペースの必要性を感じ、このアリエッタは敢えて多目的なスペースとしました。

ピアノのレッスンの他の主催イベント「音楽カフェシリーズ」ほか、この1年はコーラスグループ4団体の練習、発表会やコンクール前のグランドピアノでの練習、録音、録画、動画配信、ミニコンサートや他のお教室の発表会など、多くの方がレンタルでご利用いただきました。いろいろな目的でご利用いただけることは何かに特化していないただの箱かもしれませんが、スペースを探している多くの方との出会いも大切だと思っています。

この時期に彩る紫陽花、濃い赤紫のものは5年ぶりに先ました。青い紫陽花は、「音楽カフェ」に通ってきてくださるご近所の方がお庭のものを切って持ってきてくれました。皆さんに支えられていることを実感します。

今後とも楽しくお付き合いができればいいな思っております。